研究内容

マスカスタマイゼーションでも高いサービス効率や生産性を維持できる新しい生産方式や
グローバル生産・販売・物流システムを研究対象としています。また、複数の企業がお互いの
機能を補完し合い、多様な顧客に柔軟に対応できるバーチャル工場の設計とその運営方法も
研究対象としています。

特徴

(1)生産財メーカ(工作機械や金型製造)との産業共同を基本とした研究推進
(2)モノ造りの原理原則と理解した上で時代に則した生産システムを開発

手法

IE、最適化、シミュレーション

今後の展開

SDGsを踏まえ、販売後の保守や回収・再利用など、製品のライフサイクル全体まで拡張し、
部品のリユースができるような製品・サービスシステムの開発を行う。

現在、以下の4チームに分かれ研究を行っています。
①多品種少量生産対応次世代生産計画・実行システム
②個別受注設計生産対応QCD即答技術
③ウェアラブル組立作業指示方式
④保守部品受給協調技術(保守部品調達ネゴシエーター)


過去の研究テーマ

2024年度
・内示情報の変化に対応した多段階生産輸送計画に関する研究
・自動車需要予測に用いるデータを活用した車載用バッテリー受注量予測方法に関する研究
・作業習熟度上昇の個人差を考慮したスケジューリング法の検証
・加速度に着目した熟練者のコツ抽出に関する研究
・棚搬送型倉庫設計案評価シミュレータの開発
・山岳地域における強風を回避するドローンとトラックの最適配送ルート
・他製品への再利用を考慮した循環型サプライチェーンにおける需給計画方式の有効性検証
・需要の不確実性を考慮した多世代他製品の部品共通化設計案の頑健性の検証
 ~車載用リチウムイオンバッテリーを例に~
・目標創造法を適用した事務作業の業務改善提案と定性的・定量的評価

2023年度
・内示情報を用いた生産・輸送計画の提案
・複数部署連携ワークにおける業務標準化の有効性定量評価
・廃棄ロスの削減を目指した新しい食材食品供給システムの設計-飲食チェーン店を例に-
・内示情報を利用した多段階生産・在庫管理方式の提案
・自動加工ラインの増設計画に対する新たな搬送方式の提案

2022年度
・不確実性を考慮した生産スケジューリング手法の検証
・用途変換と共通化を考慮した部品循環システムの設計-車載用リチウムイオン電池を例に-
・熟練者の組立作業特徴の可視化に関する研究
・検査設備配備計画の評価
・対話型矛盾解消機能を備えた製品仕様選定システムの開発
・部品仕込型受注生産における手配部品使用決定方式の提案
・知的生産業務向上のための情報収集のプロセス支援の研究
・オフィスワークにおける業務標準化の有効性定量評価
・自動倉庫の運用効率評価に関する研究

2021年度
・大型製品組立作業における作業指示システムの試作
・個別受注設計生産における受注座席の利用方法に関する研究
・作業中断が習熟における影響を考慮した作業者割付に関する研究
・突発事象を考慮した金型工場基準日程の見積もりに関する研究
・大型製品組立作業における作業映像データ取得方法の提案
・部品在庫コストを考慮した製品機能仕様の推奨方式I-多目的関数アプローチ-
・部品在庫コストを考慮した製品機能仕様の推奨方式II-利用部品制限アプローチ-
・需給情報共有を考慮したプラント予備品向けECサイト機能提案
・プラント部品専用ECサイトの部品選定ガイド機能の提案
・遺伝的アルゴリズムを用いた金型加工スケジューリングの開発
・製品構造の違いがセル生産方式に与える影響に関する一考察

2020年度
・個別受注生産における予約座席を用いた個別受注シミュレータの開発
・プラント予備品向けECサイトの機能設計
・金型加工職場の基準日程の設定に関する研究
・鉄鋼プラント部品販売用ECサイト画面設計に関する研究
・個別受注生産における習熟特性を考慮した作業者割付に関する研究
・部品コストを考慮した製品機能仕様の決定方式
・金型製作職場を事例とした加工リソースの割付に関する研究
・大型製品組立作業における作業改善に関する研究

2019年度
・コンビニエンスストア24時間営業を見直すための顧客立寄数に関する研究
・カフェのドリンク作成における非熟練者の為の作業教示マニュアルの開発
・作業者能力の差がセル生産方式に与える影響に関する一考察
・部品仕込み製品受注生産における部品共通化に関する一考察
・小規模個人飲食店における業務プロセス改善に関する研究
・引き合い情報等を活用した部品所要量見積り方式の提案